はしっこのおんなのブログ 2

東の都のはしっこに生息中のおんなが徒然なるままに書きます。

人は無意識に光学迷彩のハンマーでひとの心を傷つける

今日、物凄いスイングで光学迷彩のハンマーをブンブン振り回すお客さんが来たのでした。

Ohtani sa-n!! のフルスイングよりエグい。

柵越え連発する感じ。
心の臓をえぐっていく感じ。

本人は全くそんな意識が無いので、さらにキツい。

見えたら避けようもあるかもしれないけれど
見えないから避けられない。

悪意の無い、見えにくい凶器ほど恐ろしいものはない。

荒んだこころのまま吐き出す不幸をお赦し下さい。

アーメン。

追伸
書いてみたら落ち着いてきて
今はこのえぐられるような痛みが必要だったんだと
思えてきたのでした。

そして今まで私もいつかどこかで松井くらいのスイングできっと見えないハンマーぶっ放してきたのかもしれない、無意識に。と思いました。

ごめんなさい、ありがとう。

突然ですが旅ブログ

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豊島という島をご存知でしょうか。

瀬戸内海にある島で、アートの島として有名です。隣の直島の方がメジャーですが、私は豊島がとても気に入りました。


上の写真は横尾忠則さんのミュージアムです。


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のどかです。

早く着きすぎたので美術館が開く時間までフラフラ。


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島のカフェでイチジクのソーダ


島は電動自転車での移動とバスの移動がありますが、バスは本数が劇的に少ないので自転車がおススメです。


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坂道を登りきったあとに見えてくる瀬戸内海。

すんごいCMっぽい景色。最高。体感的に。

電動自転車なので坂道も楽チンです。

それにしても外国人(西洋人)って何であんなに自転車こぐの速いんでしょうか。


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豊島美術館

内藤礼さんの水をつかった作品を観る、というか感じることができます。


上の写真の平たい穴の空いた白いのが美術館で西沢立衛さんの建築。


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ミュージアムショップで食べられるおにぎり。

ただの塩の白いにぎりめしとまめがこんなにお洒落。そして激ウマ。


美術館の裏の棚田でつくっているお米で作ったおにぎり。ほうじ茶も美味しい。


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外国みたいなレストラン。お客さんもこの時ちょうど西洋人ばかりでした。

それにしても海が穏やか。


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フェリーも楽しい。

何回みても、「まして ーリェフ」とロシア人の名前みたいによんでしまう。


また行きたい。


ブログ開始数日ですでに方向性定まらないグダグダ感が出てきていますが、あるブログで直島の写真が出てきて感化され今日は旅ブログをお届け致しました。


サロンの試供品シャンプー、その最悪の香り。


先日、美容院のシャンプータイムだけは至福と書きましたが、その理由の一つがシャンプー(とトリートメント)の香りです。柑橘系の良い香りで美容院を出てからもシャンプーの良い香りが続いて最高なのです。

少し前にこの美容院で試供品のシャンプーとトリートメントを貰っていましたが使うことなく放置していました。

今朝、いつも使っているシャンプー(ボタニスト)が切れたので、この試供品を思い出して使うことにしました。美容院のものとは違うとしても、いつもいい香りのシャンプーを使っている美容院だからきっといい感じだろう、と特に気にせず開けて使い始めた刹那、

なんということでしょう。

公衆トイレの手洗い洗剤のと同じ系列のにおいが。

私はシャンプーは匂いで選ぶ派閥。

前のボタニストはもう空っぽで無いので洗い直しも出来ません。

もう仕方ないと諦め、風呂場から移動してくると、タオルドライによって拡散され、あたり一面トイレの手洗い洗剤の匂い。
満を持してはいませんが、サロンのシャンプーが、まさかのトイレの手洗い洗剤の香りとは夢にも思いませんでした。

もし仮に、この匂いの成分には手でも髪でも頭皮でも特別な洗浄効果があるのだとして、洗浄力を全面的に放棄してでもこの匂いは回避したい。これは嗜好の問題。
叶姉妹のお姉さま風に言えばエクスタシーの問題です。

しかも、シャンプーで使うというのは、一日中このトイレの手洗い洗剤の匂いを纏って生きるということ。一日中この匂いを嗅ぎながら生きるということ。自分からこの匂いを発して生きるということ。

今日一日、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、生きることをここに誓います。

アーメン。

***
追伸 ボタニストは至福の香りです。

追伸 ステマじゃありません。


カラマーゾフの兄弟 キヨシバージョン

いつも同じところ、しかも冒頭でつまづくのです。
「フョードル」ってどんな発音なのかと。

ヒョードルだったらなんとなく脳の中で読みやすいのに、フョードルという名前が出て来るたびに、脳がそこで立ち止まるのです。

思いました。キヨシでいいんじゃないのか、キヨシで読みたい、キヨシだったらサクサク読める気がしてならない。

しかし視覚でフョードルの文字捉える以上、私の128kbpsの低速回線の脳では瞬時の変換が難しくフョードルから逃れることは出来ません。

そこで圧倒的に安易な案を思いつきます。
私が「カラマーゾフの兄弟 -キヨシバージョン- 」を書けばいい。

高速回線フレッツ光の皆様におかれましてはすでにお気づきのことと思いますが、物語をまとめるためにはフョードルをキヨシに変えるだけでは済みません。登場人物を全員日本人にして、キリスト教修道院を仏教の寺にして、などと設定もロシアから日本に変えていく必要があります。

ここでさすがの128kbpsも気がつきます。
これは三谷幸喜監督の「ラジオの時間」だと。

ラヂオの時間

ラヂオの時間


ちょっとした気まぐれで変えた些細な一つの出来事、辻褄を合わせていくうちにどんどん歪みが大きくなって収拾がつかなくなっていく。
天才的なアイデアと緻密な脚本。
これは、128kbpsには無理だと。

やむ終えずカラマーゾフの兄弟 キヨシバージョンを諦め、おとなしくラジオ時間を観ることにしました。

追記
大事なことを書き忘れていましたが、もし三谷幸喜さんがキヨシとその家族たちで書き直して下さってもサクサクは読めないかもしれません。


想いよ、お逝きなさい。

今週のお題「あの人へラブレター」


拝啓 お元気ですか?
あなたに初めて会った時、白いTシャツに食べこぼしを見つけた時のように「まさか!」と目を見開いたことを昨日のように思い出します。

あれから何度かお会いして、私の気持ちはTシャツから飛び出そうとするぴょん吉のように、あなたに向かっていきました。

それでもお互い遠くに住んで、環境も全く違う中で期待だけが大きくなってなかなか行動ができず、徐々に辛さが増してゆきました。

いつしか、あなたに会ったことすら後悔するようになっていました。あの日、あの時、あの場所で、君に出会わなければ、僕らは見知らぬ2人のまま。

冷静に考えれば、たい焼き屋で鯛は買えないくらい無理があるのは明らかでした。

どうして白いTシャツの日にナポリタンpなんか食べてしまったのか、なんていう初歩的な後悔の1000倍くらいは後悔した気がします。

もうあなたには会えない、と気がついたのは「また会おうね」というメールがきてから1年ほど経った頃でした。

涙は出ませんでしたが、さよならを言える別れよりも一層深刻に寂しくなった気がします。

Tシャツの食べこぼしの跡が洗ってもほんのりオレンジ色で残っているみたいに、想いはうっすらと彷徨っているのでした。

でも今日、この手紙で私の想いはやっと成仏できる気がします。

ハイターやウタマロを使わなくても、このうっすら残った想いは魔法の言葉できっと消えることでしょう。

今 ようやく言える気がします。

あなたのことが好きでした。

*****

アーメン

美容院の憂鬱と恍惚

月に一度、給料日のように楽しみで、PMSのように憂鬱な美容院。

人見知りと猜疑心をこじらせているため美容師さんとの会話が苦手で、席について要望を伝えた後はひたすら新潮と文春を読み漁り。正直、田中角◯さん(生誕100周年?記事)の愛人のネタなどどうでも良いのですが、余計な気を遣わすまいと試験勉強が如く記事を読み込んですっかり田中角◯さんの「関係する女性たち全員を満足させる秘訣、夜に汗をかけ」などという特に役に立ちそうもない上に女の私にはどうでもいいことこの上ない知識が満タンになるのでした。

なんとかカラー時間を田中角◯さんで乗り切って、やっと月一お待ちかねのシャンプータイム。
人に頭を洗ってもらうのって何故あんなに気持ちがいいのでしょう。田中角◯さんに言いたい、女を満足させるにはシャンプーだと。シャンプーのために汗をかけ、と。

一つ気になるのが美容師さんが「洗い足りないところないですか?」「流し足りないところないですか?」という質問。洗い足りないところは何となくニュアンス的に分からなくはないとして、流し足りないところに関しては「私の頭が見える方に判断をお任せしたいです」と言いそうになりながらも「はい、大丈夫です」と根拠のない自信に満ちた回答をしています。

美容師さんは技術だけじゃなくて総合的な能力が必要な大変なお仕事ですよね。

いつもありがとうございます。


間違った格好で出掛けた時の刹那さと愛しさと心許なさ

あ、今日は完全に間違った。と思う格好で出かける日が1ヶ月に1、2回ありますか?私はあります。


単純に気温や天気の見積もりの甘さであったり、

想定外の来客や出来事に対応できていない場合であったり、モデルさんを見て購入した新しい洋服を意気揚々と着て出掛け最初のガラスに映った自分を確認してダサっ!と妄想によって描いた自分とのギャップを認識した瞬間であったり。


まさに今がそのギャップの日であり、出掛けて数分で一日が終わった感が半端なく押し寄せては引いて、引いては押し寄せる午後です。


1時間前の自分に言ってあげたい。

今、妄想で完全に目がおかしくなっていると。


そして、


もう帰りたい。